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論文

半導体型積算線量計による環境放射能の測定,1; 従来測定法との比較による可能性評価

吉原 利一*; 長尾 悠人; 橋田 慎之介*; 河地 有木; 藤巻 秀

電力中央研究所報告(O14002), 19 Pages, 2015/05

従来法に比べて非侵襲的で、かつ労力等において有利な積算線量計を用いた方法により、環境中での樹体等からの放射能測定・汚染度推定が可能か明らかにすることを目的とした。千葉県我孫子市と東京都狛江市で生育するサクラとスギの樹体を対象として積算線量計による線量率等の測定を行い、以下の点を明らかにした。低バックグラウンド放射線量下でサクラ切断枝の放射線量測定値を検証した結果、樹体の遮蔽効果を仮定した補正値において従来手法と同等のBGとの差分の有意性、および採取地区間の有意差が確認できた。また、放射性Cs濃度とも相関が認められた。さらに、実環境下に生育するスギ立木の放射線量測定値を検証した結果、樹体の遮蔽効果を仮定した補正値においてとBGとの差分の有意性が認められた。一方、樹体内汚染分布等の影響を受け放射性Cs濃度との相関は大きく低下した。以上の結果、樹体の遮蔽効果・樹体内汚染分布等の適切な測定値の補正を行えば、積算線量計による環境中での樹体等からの放射能測定・汚染度推定が可能と考えられた。今後、樹体の遮蔽効果や樹体内汚染分布に関する補正精度の向上や、信頼限界の明示などを進め、森林管理などへの利用を図る。

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